
「食育」とは、様々な経験を通じて、「食」に関する知識と、バランスの良い「食」を選択する力を身に付け、健全な食生活を実践できる力を育むことです。
一人ひとりが自分の健康を考えて食べ物を選んだり組み合わせたりできるよう、必要な知識や考え方を広めていく教育活動が食育です。
そして、その担い手となるのが食育インストラクターです。
食育インストラクターの資格では、安心安全な食材選びや食事のマナーなど、暮らしや子どものしつけにも役立つ食育実践法が短期間で身につきます。
食べることは生涯にわたって続く基本的な営みですから、子供はもちろん、大人になってからも「食育」は重要です。
食育インストラクターになれば、食育に関心のある方の健康や美容の悩みに正確な知識で対応することができます。
さらなるステップアップを目指すのなら、各級の食育インストラクターなどの資格取得も可能です。
食育インストラクターの口コミ・評判
食育の基礎をマスターできる食育インストラクターについて、口コミや評判をいろいろ調べてみました。
すると、ある特徴が見つかりました。
肯定的な食育インストラクターの口コミ・評判の特徴
- 食に関する知識が深まった
- 自身や家族の健康に役立った
- 食に対する意識が高まり、家事や仕事の質が高まった
- 学ぶことが楽しくなった
といったものでした。
このほか、
- ちょうどいい学習量だった
- 服部幸應先生出演のDVDがわかりやすく、楽しかった
- 通信講座なのに丁寧な指導だった
など、講座内容についての肯定的な口コミもありました。
確かに食育インストラクターの否定的な口コミもないわけではありませんが、肯定的な口コミ・評判が多いのが食育インストラクターの特徴といっていいでしょう。
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藤森めぐみさん(38歳・主婦/大阪府)
食に関わる仕事ができて嬉しい! 食育の大切さを身をもって実践していきたい!
3人の息子の母です。長男が生後5ヵ月の時に食物アレルギーが判明し、すべての食事を手作りする時期がありました。今は少しずつ改善されていますが、手作りの大切さ、安全性、旬など、いろいろと考えさせられます。今回、きちんとした情報を学びたくて受講しました。息子たちにもいろいろと知ってもらいたいので、一緒に買い物に行き、食材を説明したり、調理後も旬の話をしたりしています。キャラ弁にはまっていますが、冷凍食品は使わずに、がんばって手作りしています!今はケーキ屋さんでパートをしており、食に関わる仕事につけて嬉しく思っています。これからも食育の大切さを身をもって実践していきたいと思っています。
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下畠 波津代さん(62歳・非常勤講師/鹿児島県)
講師として、栄養学の知識を深め授業で活かしたいと受講しました
以前は、管理栄養士として病院に勤務していて、現在は非常勤講師で栄養学を教えています。もっと知識を深めたいと思い受講しました。
平日は仕事があるので、週末にがんばって学習しました。食べもののこと、栄養のことなど幅広く学べました。
受講中、わからない点を質問したところ、詳細でわかりやすい回答がすぐに送られてきたので驚きました。毎回、手書きで丁寧な言葉をいただけたので、直接お会いしてお礼したい心境です。
初めて通信講座を受けてみましたが、こんなにも丁寧に指導されるのかと感嘆しました。楽しく受講できたのでまた講座を申し込む予定です。今後は、学んだ知識を授業で活かしたいと思います。
ありがとうございました。
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星野 茜さん(19歳・大学生/千葉県)
多すぎず少なすぎず、ちょうど良い勉強量で楽しく学べました
栄養学に興味があり、深く、専門的に学びたいと思いこの講座を選びました。
講座で学んだ鮮度の高い肉や野菜の見分け方は、普段の買い物に役立っています。大学の勉強と並行して進めていたので勉強量が心配でしたが、多すぎず少なすぎずちょうど良い量で楽しく学ぶことができましたね。
コレステロールについての知識など、学んだ内容を母にも教えたところ、ちょうど知りたかった内容だったようで感心されて嬉しかったです。
今は一人暮らしなので、栄養効率の良い食材の組み合わせや献立、調理法などを工夫しながら、自分で料理を楽しんでいます。
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清水 万友美さん(27歳・主婦/栃木県)
結婚を意識して受講した内容が新しい家族のため役立っています
彼との結婚を意識するようになり、将来の家族のために“健康的で美味しい食事を作ってあげたい”と考えるようになったことが受講のきっかけです。
講座では服部幸應先生出演のDVDがわかりやすく、楽しかったです。実生活に役立っているのは食材の選び方や、その栄養素を効率よく摂取するための調理法、一日当たりの食事の摂取量の目安などを学んだことです。そのおかげで、買い物の際にも自信を持ってよい食材選びをすることができるようになり、食べ過ぎを防いだり、体調や季節に合わせた食生活を意識したりできるようになりました。また、地球環境問題を併せて学んだことで、“今の環境と食に感謝する気持ち”が強まり、多くの人に学んでほしい内容だと感じました。
受講をスタートしてから数ヵ月後に通い始めた料理教室で、講座で身につけた知識を活かせる場面があり、教室の先生からお褒めの言葉をいただきました。また資格取得後は、家族や友人から「おめでとう」「がんばっているね」などとうれしい反応がありました。ある友人からは、「今度、家に料理をしに来てほしい」と言われ、今後作りに行く予定です。
受講から1年ほど経った現在、結婚して、学んだことを家族の健康管理に役立てています。スーパーマーケットでの買い物では、栄養価の高い旬な食材を進んで取り入れるようにしたり、その食材の栄養素をしっかりと摂取できるよう、調理方法や食べ合わせを工夫したりするようになりました。夫の両親が無農薬野菜を作っているので、学んだことを活かして調理し、美味しく食べています。
講座の受講が自分と家族の健康や未来を考えるきっかけになりました。受講して本当によかったです。家族のために役立つような資格や趣味を今後も身につけたいです。ありがとうございました。https://www.gakubun.net/pc/contents/shop/LP/static_3/shokuiku_sub/voice.html
川上 奈々さん(31歳・会社員)
食と心の関係を再認識でき、毎日の料理や掃除が楽しくなった
毎日の料理をより良いものにしたいと思い、受講しました。
食育と聞くと“子供と食との関わり合いかた”というイメージが強かったのですが、実際に学んでみると、何歳になっても暮らしと大きく関わり続ける大切なものなのだなと実感できましたね。とにかく、目からウロコな情報ばかりでした。そして食材の栄養についてだけでなく、エコについても理解を深められたことが日々の生活に役立っています。食と心が直結していることを再認識することができ、毎日の料理や掃除が楽しくなりました。
様々な「こ食」が進んでいる状況、そして食事が心に与える影響の大きさを学び、関心も深まりましたので、今後は身近に行われている食やエコのイベントなどにも参加したいと思っています。
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食育インストラクター養成講座
黒光 律子さん(60歳・自営業/愛媛県)
子どもたちの身体づくりには、食事の要素も重要だと思って受講
スポーツインストラクターをしながら、スポーツ少年団で子どもたちにバドミントンを教えています。
彼らの身体づくりにはトレーニングだけでなく食事の要素も重要だと思い、講座を受けようと思いました。
講座内容では、旬の野菜の大事さや、例えば“大根のしっぽ部には消炎効果がある”など食材の持つ力を知ることができました。
同時に、食の重要性も再認識できましたね。
実際に、大会前日にエネルギー補給に効果的な献立を提案して喜ばれたり、風邪気味の子のための献立や食材を紹介したら皆さん取り入れてくれたりと、周囲にも伝えていけたらと思います。
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四宮 梓さん(38歳・主婦/神奈川県)
幼稚園児の娘と一緒に勉強する時間は互いに刺激になりました
以前から料理教室など食に関する仕事をしていましたが、子供が幼稚園に入り働くことが難しくなりました。
この時期は自分への肥やしを増やすときだと考え、資格取得することで次へのステップアップを目指すことにしました。
そして、数ある講座の中でも子どものためにもなる食育インストラクター養成講座を選んで受講することにしました。
生活環境の変化により6つの「こ食」があるというのはとても興味深く、確かに納得というところでもありました。
日本の食が輸入で成り立っているところも、実際のグラフやデータを見て改めて危機感を覚えました。
味覚が決まる年齢や、食と人格や性格のつながりなど、子育て中に身につけておきたい知識も増えました。
娘にとって、母が机に向かって勉強する姿はとても新鮮だったようで、娘がワークをする時間に私も隣で勉強したりしてお互い刺激になり、一緒に勉強の時間を持つことができたのがよかったです。
主人も、私が前向きに頑張っているのがうれしかったようで、土日は外に娘を連れ出し静かな環境を作ってくれるなど応援してくれました。
講座で学んだ内容はまず、日々の食卓の栄養管理に役立てたいです。
また今後、キッズパン教室やキッズお菓子教室の形で子どもたちや保護者の方へ、食育に意識した声かけを行っていきたいと思います。
この歳でテキストに向かい勉強するというのはなかなかない時間でしたが、ひとつ終わって資格をいただくと、また次へ知識を広げ深めたいという意欲が出てきました。「薬膳マイスター養成講座」や「発酵食スペシャリスト養成講座」の講座も学んでみたいと思っています。
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立川 誠子さん(35歳・主婦/奈良県)
栄養バランスまで考えて献立が組み立てられるようになった
独身のときは料理をしたことがありませんでした。
結婚して子どもが生まれて、美味しくて安全で健康になれるような料理を、自分を含めた家族に振る舞うことができるようになればと思い申し込みました。
学習内容では、添加物に気をつけること、地産地消の考え方、食事のマナーの大切さ、食事をする環境の大切さ、心と体を阻害する6つの「こ食」が印象に残っています。
テキストと並行してDVDを見ながら勉強できるので、頭に入りやすかったです。
修了後は、主人が美味しいと言ってくれるようになりました。
私も、以前に比べ料理にかかる時間が短くなり、今では栄養バランスまで考えて献立を決められるように。
料理に不安のあった私が、新鮮な食材を使って楽しく料理できるようになりました。
ありがとうございました。
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食育インストラクターの資格体系
食育インストラクターは5段階に分かれています。
プライマリー、4級、3級、2級及び1級からなり、食育インストラクタープライマリーは誰でも受講することができます。
食育インストラクタープライマリー
「食育インストラクタープライマリー」は食育インストラクター資格体系の最も基礎となるものです。
通信教育で食育の3本柱や基礎知識を学び、問題意識を持ち日々の生活に活かすことができることを目標としています。
「NPO法人食育インストラクター協会」が指定する食育インストラクター認定講座を修了することで取得できます。
この認定講座に受講資格はありませんので、どなたでも受講できます。
食育インストラクター認定講座では、5回の課題を提出した後に修了認定課題に合格、申請するによって食育インストラクタープライマリーの資格を取得できます。
食育インストラクタープライマリーの資格概要
食育インストラクターの資格概要を表にまとめると次のとおりです。
食育インストラクタープライマリー | |
---|---|
資格の区分 | 民間資格 |
実施団体 | 特定非営利活動法人 NPO日本食育インストラクター協会 |
受験資格 | 特になし |
資格取得 | 通信講座の修了 |
受講期間 | 標準学習期間6カ月 (およそ3カ月程度でも資格取得可能) |
受講金額 | 39,900円(税込・送料込) |
試験 | 通年受験可能(自宅受験) 70点以上で合格 |
受験料 | 追加費用なし |
教材 | テキスト(5冊) DVD(3巻) 食育レシピ集 その他 |
※最新の情報については、特定非営利活動法人 NPO日本食育インストラクター協会のHP等でご確認ください。
食育インストラクター4級
食育インストラクター4級は、食育の基本を踏まえ、家庭料理の基礎技術を学び、日々の生活に活かすことができることが求められます。
食育インストラクター4級の取得方法には次の2つがあります。
1 食育インストラクター養成推進校に通学
一定の単位を取得し、筆記試験に合格する
- 調理実習受講6単位
- 食育授業受講6単位
- 食育筆記試験で60点以上取得
2 協会主催の研修会参加
- 調理実習講習受講後調理実技筆記試験で80点以上取得
- 資格認定研修会受講6単位
- 食育筆記試験で60点以上取得
ただし、協会主催研修会は必ずしも定期的に実施されているものではないことに注意が必要です。
食育インストラクター3級
食育インストラクター3級は、食育の重要性を理解し、料理技術を向上させ、日々の生活で食育を実践し身の回りの方々に伝えることができることが求められます。
食育インストラクター3級の取得方法は次の4つがあります。
1 食育インストラクター4級取得者かつ食育インストラクター養成推進校に通学(または全料協上級取得者)
- 調理実習受講20単位
- 食育授業受講6単位または3級資格認定研修会受講6単位
- 食育筆記試験で60点以上取得
ただし、全料協上級取得者は調理実習免除となります。
2 食育インストラクタープライマリー取得者かつ食育インストラクター養成推進校に通学
- 調理実習受講20単位
3 食育インストラクタープライマリー取得者(食育インストラクター養成推進校に未通学)
- 調理実技筆記試験で80点以上取得
4 食育に関する国家資格取得者または協会賛助会員
- 3級資格認定研修会6単位
- 食育筆記試験で60点以上取得
食育インストラクター2級
食育インストラクター2級は、食育に関する幅広い知識を有し、基本的な知識をわかりやすく伝えることができることが求められます。
食育インストラクター2級の取得方法は次の3つがあります。
1 食育インストラクター検定3級取得者かつ食育インストラクター養成推進校に通学(または全料協准教師(助教員)以上取得者)
- 調理実習受講40単位
- 2級資格認定研修会受講または協会認定食育授業受講12単位
- 食育筆記試験で70点以上取得
ただし、准教師取得者は調理実習免除
2 食育インストラクター3級取得者(食育インストラクター養成推進校に未通学)
- 2級資格認定研修会受講12単位
- 食育筆記試験で70点以上取得
- 調理実技筆記試験で80点以上取得
3 食育インストラクタープライマリー取得者かつ食育に関する国家資格取得者
- 2級資格認定研修会受講12単位
- 食育筆記試験で70点以上取得
食育インストラクター1級
食育インストラクター1級は、食育全般に関する幅広い知識と各テーマ(料理・栄養・健康・衛生等)に対する専門知識を持ち、広く伝え、普及活動ができることが求められます。
食育インストラクター1級の取得方法は次の2つがあります。
1 食育インストラクター2級取得者
- 食育インストラクター2級取得後1年以上の食育実務経験
- 1級資格認定研修会受講12単位
- 食育筆記試験で80点以上取得
- 活動報告
- 食育レシピ提案
2 栄養教諭
- 1級資格認定研修会受講12単位
- 食育筆記試験で80点以上取得
- 食育レシピ提案
なお、食育レシピ提案では、エコ料理、地産地消に適する料理、減塩・低カロリー・アレルギー・糖尿病等対策料理などに関し、自らの意見を述べながらレシピを提案すること、または郷土料理・伝統食の歴史やその説明することが求められます。
食育インストラクターの口コミ・評判は肯定的なものが多い
食育インストラクターの口コミ・評判の特徴は、食に関する知識が深まった、自身や家族の健康に役立った、食に対する意識が高まり、家事や仕事の質が高まった、学ぶことが楽しくなった、といったものでした。このほか、教材など講座内容に肯定的なものも多いのが特徴です。